脳内の血管の周りには『 血液脳関門 (BBB) 』
という器官が構築されています。
この機関は、毒性物質が侵入することを防ぐ役割をしています。
非常に大切な『 脳 』という指令室に侵入者が入らないように
頑丈な門が築かれているというイメージです。
ところが、脳を守るこのBBBシステムが、
活性酸素によって破壊されることが確認されました。
ラットにによる実験では、活性酸素によってBBBが破壊されると、
本来、通過するはずのない物質が脳内毛細血管内皮を通過を通過し
神経細胞に作用することがわかりました。
その結果、神経細胞では慢性的持続的な刺激となり、
細胞破壊が進んでしまいます。
しかも。最初に打撃を集中してうけるのが、
新しい記憶を整理整頓する『海馬』という部分。
ですから、
海馬が活性酸素で傷つけられると昔のことは覚えているけれど、
最近のことは覚えていられない、
まさに私たちが老化してきたと実感する記憶の障害が起こるのです。
こうした記憶障害は、
アルツハイマー病の初期に見られる症状と一致します。
水素は、この活性酸素と結びついて
無害な水となって体外に排出されます。
水素は宇宙一小さな分子でもあるので
BBBを容易に通過し、
脳内の活性酸素に対しても効果を発揮します。
『 水素 』によってBBBを保護することは、
加齢とともに増加する、
脳神経障害予防に役立つことは間違いないでしょう。
参考:『 なぜ水素で細胞から若返るのか 』( PHP新書 )
/辻直樹(臨床水素治療研究会代表理事、辻クリニック委員長)
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tsSLAueP (土曜日, 20 11月 2021 09:11)
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