今でも時々耳にする『 文化包丁 』ってなんだろう?
ふと思いました。
物騒な事件なんかでも時々使われています。
『 文化包丁 』とは、どんなものなんだろう?
どうして『 文化 』包丁というんだろう?
と気になりました。
調べてみると文化包丁とはいわゆる三徳包丁と同じもので
いわゆる洋包丁というものです。
明治維新以降、食生活の変化から日本でも肉が食されるようになると、
海外から両面がとがれた牛刀が流入し使われるようになりました。
戦後、高度成長期に入ると一般家庭でも大きく食生活の変化が起こり、
西洋料理や洋食が多く取り入れられるようになると
日本の菜切包丁と西洋の牛刀を組み合わさり
両方の特性を持った刃物として生み出されたのが文化包丁(三徳包丁)なのです。
文化センター、文化住宅、文化鍋・・・
大正以降『 文化 』という言葉は、
近代的、便利、新式を示す言葉としても
広く使われるハイカラな言葉でした。
近代的で、文化的でありたいという昔の人々の憧れが
詰まったネーミングなんですね!
『 文化 』という言葉には
まだ見ぬものへの憧れと情熱。
気品を感じます。
僕もいつも文化的でありたいものです。
コメントをお書きください
tsSLAueP (土曜日, 20 11月 2021 05:52)
1