信号を渡りたい

去年の夏、

富士山の山小屋で2ヶ月働いていました。



夜は星がよく見えて天気のいい日には天の川まで見えました。

目下に見下ろす山中湖と河口湖の風景は

非現実的でファンタジックな景色でした。



そんな素晴らしい環境に居ても

2ヶ月間ずっと世間から遮断された場所にいると

下界のことしか考えられなくなります。笑

富士山の山小屋では世間を下界と言っていました。笑



体力的にもそんな大変な訳ではないし

一緒に働いている人もみんな言い人でした。

それでも、山小屋の中とその前を通る

30m程の登山道しか生活エリアがないと

本当にしんどいんです。



マリオの1面にずっと閉じ込められているような感じです。笑



仕事の合間にみんなで

下界に下りて何がしたいか?

について話あうのが一番の娯楽でした。

最初は僕も



喫茶店で本が読みたい



とか




キンキンのコーラが飲みたい




とか可愛いものだったんですが、

お盆を過ぎたあたりから

おかしくなってきて



信号を渡りたい。



と言い出す始末でした。笑



今までできていたことができなくなるということが

こんなにも歯がゆくてしんどいものだとは思っていませんでした。笑






年を重ねていくたびに

徐々に、徐々に

そして確実に

体は後退していきます。

昨日できたことを今日もできるように

食に配慮して、

体を動かし、

生活を律することって

実は生きていく上で一番大切なことじゃないかと思います。

現状維持って大変なことです!!



PS:ちなみにこれが山を下りて最初に渡った信号です。





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コメント: 1
  • #1

    tsSLAueP (土曜日, 20 11月 2021 06:31)

    1